オンライン名刺交換の方法3選！

新型コロナウイルス流行の影響で、取引先や顧客と直接会う機会が減ったという方は多いでしょう。しかし、この先も新たな接点を控えるとなると、今後の業績への悪影響が心配です。

そのようななかで、今、オンラインでできる名刺交換が話題になっていることをご存知でしょうか。
これまでの名刺交換は、直接相手と会って行なうことがスタンダードでしたが、オンラインでの名刺交換は、相手と直接会うことなく、簡単な方法で名刺の交換を実現するものです。

今回は、このオンライン名刺交換の実態と具体的な方法、対応しているサービスを紹介します。Withコロナの時代に即した人脈・顧客開拓の手段を取り入れていきましょう。

2020年現在のオンライン名刺交換の実態

オンライン名刺交換のサービスは誕生したばかりで、まだまだ発展途上です。しかし、新型コロナウイルスが流行し、名刺交換を含め、直接人と会う機会が制限されたことで、オンラインでの名刺交換に対する関心は大きく高まっています。

コロナ期の新たな営業スタイルとして推奨されたオンライン名刺交換は、今後のスタンダードとしてあらゆる業界で浸透していくでしょう。

なお、2020年9月現在では、名刺管理ツールの名刺交換機能と、テレビ会議システムなどを組み合わせるかたちで行われることが多いようです。実際のオンライン名刺交換の方法については、次章で詳しく解説します。

オンライン名刺交換の具体的な方法3選

では、具体的にオンラインでの名刺交換がどのような方法で行なわれているのか、以下で3つの方法を紹介します。

QRコードとテレビ会議システムのバーチャル背景を組み合わせる

名刺管理ツール内で作成した名刺データのQRコードを、テレビ会議システムのバーチャル背景に埋め込みます。そして、映し出されるQRコードを相手のスマートフォンで読み込んでもらう、という方法です。

画面上から取り込みをお願いするだけで、難しい手順説明をする必要はありません。これで、初めて接点を持つ相手にも、通常の名刺交換と同じように自分の情報を渡せます。

そのあと、相手の方にも自分の情報を返信する機能を使ってもらえば、同じ手順で相手の名刺情報を入手できます。
名刺管理ツールで作成した名刺データのURLを送る

名刺管理ツール内で作成した名刺データは、URLで管理できます。このURLをメールやチャットに貼り付けて、相手に自分の名刺情報を送信することも可能です。テキストベースのコンタクトでもこの方法であれば、しっかり名刺情報を届けられます。

この方法であれば、相手が同じ名刺管理サービスのユーザーでなくても、名刺の情報や画像を簡単にやり取りできます。
名刺管理ツール内の名刺交換機能を利用する

相手が同じ名刺管理サービスを使っていれば、名刺交換はツール内で完結できます。

具体的には、名前や電話番号などで検索し、相手に名刺交換のリクエストを送る、といった方法です。おもだった名刺管理ツールは次章で紹介しますが、現状はこの方法が最も一般的といえるでしょう。

また、同じ名刺管理サービスを使っている人同士が近くにいる場合には、Bluetooth経由で名刺データを交換できる機能を備えたサービスもあります。ただし、これらの方法はあくまで同じサービスを利用している人同士での利用に限られるため、注意しましょう。

オンライン名刺交換に対応するおもなサービス

最後に、オンライン名刺交換に対応した3つの名刺管理サービスとその特徴を紹介します。

Sansan

Sansan株式会社が提供する名刺管理ツールは、企業規模を問わず広く活用されています。Sansanのユーザー同士であれば名刺のURLを共有するだけで名刺交換が完結、自動的に名刺情報が取り込まれます。相手がSansanのユーザーでない場合も、QRコードから名刺画像登録をしてもらうことで交換が可能です。
Eight 企業向けプレミアム

Eight企業向けプレミアムもSansan株式会社が提供するサービスです。こちらは、30名未満での一括管理・共有に適しており、アプリ内でのQRコード交換のほか、プロフィールURLを共有して閲覧してもらうことも可能です。
さらに、オンライン会議のバーチャル背景にQRコードを貼り付けることもできます。相手に名刺を受け取ってもらうには、QRコードを読み取り連絡先を電話帳に登録してもらうか、名詞画像を保存してもらうか、2通りの方法から選択してもらいます。
ホットプロファイル

株式会社ハンモックが提供する名刺管理・営業支援ツールです。QRコードを使ったオンライン名刺交換に対応し、取り込んだデータは簡単にスマートフォンの電話帳に登録できます。また、相手がオンライン名刺ツールを利用していなくても、紙の名刺を撮影して頂き、返信してもらうことで、相手の名刺情報をデータとして受け取ることができます。